僕が初めての法人のお客様に行ったときに 「社長の方針として、利益は会社に残しますか、 個人で蓄積しますか?」と必ず確認します。 聞くと社長は「え、どういうこと?当然利益は出した いけど?」とだいだい聞き返してきます。以下やり取 りとしては 僕 「事業をして400万円儲かるとします。社長の給 料を300万円にして会社に利益100万円でもいいし、 社長の給料400万円で利益0円でもいいし、さらに 給料500万円にして赤字100万円でもいいですよ」 社長「生活費は当然いるけど、どうすればいいの?」 僕 「お金をどっちで貯めるかなんですけど、会社を大き くしたいなら会社に利益を残す方が会社は強くなります。 税務的な観点からは個人のほうが有利な点もありますよ」 社長「会社は大きくしたいし、会社かな?税務的な観点とは?」 僕 「利益を出し続けると税務署が調査にくる可 能性が高まります」 社長「ええ!税金を適正に払っている方が税務調査は来 ないんじゃないの?」 僕 「いや、赤字の会社の方が来る確率は少ないです。 黒字会社の方が来る確率は高いですよ」 社長「納得いかないけど、では赤字会社で個人資産を増や す方向でお願いします」 ということが多いです。 また、個人的な意見ですが、税務署はお金のないところに は調査に来にくいです。あと聞いた話ですが税務署職員 にとって評価が良くなるのは重加算税をとれた場合と聞い たことがあります。重加算税をとるためには黒字である必要 があります ここで、会社と個人を選択する意味は非常に大きいと思 っています。この選択により決まって来るのは社長の給料 だけでなく、会社の方向性や考え方であると思っています。 ちなみに僕は今の現実ではどちらでも正解だと考えていま す。ただし税務調査が黒字会社の方が来るというシステム が間違いと思います。 調査の対象になりやすいからといって黒字を減らすという 行動にさせるのはやるせない気持ちになります。 今日のWriter: k.nakamura
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