以前の記事 で値上げと値下げでどのように 利益が変わるのかをお伝えしました。 ただやっぱり 『値段を上げると客離れが・・・』 という不安は拭えません。当然の思考だと思い ます。と、いうわけで 『やっぱり値上げなんてやめて数で勝負しよう!』 と言ってしまうともう今日の記事は終わっちゃう ので身の回りにある『大幅に値上げされたもの』 を探してみます。 ・・・。 ・・・・・・。 ・・・・・・・・・・。 ・・・思い当たらない。考えてみればそんなに 身の回りのもので記事に出来るほど値上がり したものなんてない。。。やっぱり今日の記事、 ここで終わっちゃう??? 『外の空気でも吸って一服しようか』 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~ ・・・シュボッ ん?ん!? んんん!? まさに今、咥えて いるじゃありませんか。ここ数年で急激に値上げ されたものが。 早速、ネットでIR情報や消費動向を調べて みることに。 そうすると日本たばこ協会なるところがデータを 集計してたので拝借して少し手を加えてみました。 1990年をベースとして5年おきに一本当たり 価格と値上げ率、数量減少率を計算しています。 改めて見るとすごいですね。1990年と比較して 一本あたり価格が倍近くになっています。 で、数量減はどうなったかというと値上率が20% を超えた2005年あたりからかなりの減少に転じて います。さすがに倍近くになった現在と昔を比較 すると数量も半分以下まで下がっています。 で、たばこの味やパッケージが昔と比較して 変わったかというと・・・・僕の感覚ではそれほ ど変わってないかなというところです(J〇の皆さん ゴメンナサイ) 変わったところといえばパッケージにやたら 『たばこは健康被害ガー』 などと注意喚起がこれでもかというと書かれて いる点です。 さて、たばこのような ・ 中毒性の非常に高いもの ・ 大元を辿ればほぼ独占販売であること という条件であれば見た目をそれほど変えなく ても2割程度の値上げはほぼ数量減に影響を 及ぼさない点です。 逆にこれを満たさないのであれば2割の値上げを 行おうと思うと ・ 商品の見せ方 ・ 話術 ・ 広告宣伝 等々、何らかの手を打たなければ実行できません。 たばこの場合、広告宣伝に限って言えばCM、 テレビ番組でも美味しそうに吸った映像を流す のは御法度なのでかなり不利な条件かと思います。 それでも数量を維持できたのはやはり中毒性 の影響でしょうか。 ではこれを真に受けて中小企業が 『よっしゃ!明日から価格2割増しや!』 なんてやっちゃうと既存客をごっそり失って 大変なことになります。このあたりは次の機会 に『オススメ本』という形で書籍をご紹介します。 もしかしたら人生を変える一冊になるかも??? 今日のwriter: y.hori バックナンバーはこちら