確定申告で良くあることですが、住宅を建てる 時に注意しておかないと、後でドキドキするこ とがあります。 まず夫婦でお金を借りる場合、土地、建物の 持分割合を確認しましょう。よく、夫婦連帯ロー ンで借りているのに、土地、建物の名義がご主 人だけの場合があります。 家を建てるときはラブラブですが、後で離婚の問題 が出ると借金は夫婦で払っているのに土地、建物の 権利（もちろん住む権利）はご主人のみとなりますの で、奥様は涙することになります。 次に永遠にラブラブで離婚がない場合でも、夫婦で 半分ずつ借金を払っているのに権利は全てご主人 だと、税務的には奥様からご主人に贈与したと、税 務署に認定される可能性があります。土地、建物の 値段が2千万だとすると、半分で1千万の贈与です。 詳しい計算は省きますが約2百万からの贈与税が発生 します。借入の場合は即贈与の認定される可能性は 小さいですが、購入時に奥様が実際にお金を出して いるのに名義をご主人のみにしてる場合は贈与認定 される可能性は高いでしょう。 実際に相談があったケースではご夫婦に「税務署で泣 きついて下さい」としか言えませんでした。幸いなことに あまり追及されませんでした。 夫婦の財産は共有という考え方は税務署では通じません。 ちなみに民法でも財産は個人に属するという考え方が基本 ですのでご注意下さい 持ち分は負担した割合で登記してください。今日のWriter： k.nakamura
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