今日で僕が書く今年最後のブログとなりました。


今日は税金・利益・資金についてお話できたら
と思います。ちなみにこのお話、セミナー等でお
伝えすると


『10人いれば2人には嫌そうな顔をされる』 (´;ω;`)

お話です。


税金(法人税)ですが基本的には利益の大小に
よって納めるべき税金も比例関係で増減します。
個人事業者の方も考え方は同じです。

ごく簡単にお伝えしますと・・・


税引前利益  100
税金     △50
税引後利益   50(手元資金へ)

※お話を単純にするために税率を50%としています


この場合ですと

『頑張って今期は利益を100出したよー』
『税金で50持って行かれるよーー』
『手元に50残ったよーーー』

と、イメージしてもらえればと思います。


ところがどっこい!
この50を税金で持って行かれるのが嫌(税金払いた
くない人)は節税という甘ーい罠に誘われてホイホイ
と次の施策を行います。


税引前利益  100 
節税商品   △50
税金     △25
税引後利益   25(手元資金へ)


これで

『税金が25も減った!やったぁ!』

と、せっかく一年間、汗水(ところにより血)を垂
らして働いて稼いだ利益を吐き出します。

ちょっと冷静に見て貰いたいのが手元資金へ
留保されるお金が50から25に減っています。
よって資金繰りは施策前よりもキツくなります。


これが保険(社長さんに万一の時があったとき
のための保証)ならまだマシなのですが、ただ利益
を圧縮するためだけに買った固定資産は大抵、良い
結果になりません。


※例えば倒産防止共済ですと掛け金は全額
経費でかつ、取引先業者が倒産したりしてお金
が回収できないとき、被害額or累積掛け金の10
倍を借り入れできる共済金制度があります。


この甘ーい毒の怖いところは企業が好調の時は
そのダメージが表面にそれほど出てこないところ
です。そしていざ不調になると一気に蓄積された
ダメージが資金繰りのキツさとして出てくるところです。

固定資産のキツいところは不調になっていざ売ろうと
したとき、二束三文で買い叩かれるところです。
そこで初めて気がつきます。

『なんでコレ、買ったんだろう。。。』
『これ買うお金を残しておけばなぁ。。。』
『借入するか。。。』(←勿論、有利子負債です)


企業の業績にはどうしても波があります。波が
あるのが普通です。なので好調時に如何に
お金を蓄えて不調を乗り越えるかを考えられた
方が個人的にはいいですよ。と、セミナー等では
お伝えしています。

あ、ちなみに個人レベルで節税したい方たばこを辞めればいいと思いますよ。1日1箱
吸う方でしたら概ね

365日×1箱*500円×60%(たばこに関する税率)>10万

で10万円以上の節税になります。



さて、年末最後の記事で敢えて嫌われるネタを
書いてみましたが如何だったでしょうか。

来年もこのような感じで

『好き嫌いが分かれる』けど『役に立つ』

記事を目標に書いていきますのでよろしくお願い
します。それでは良いお年を!




 今日のwriter: y.hori

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