前回の記事で貸借対照表は非常に重要な
財務諸表だとお伝えしました。今日はずばり

【潰れる(潰れそうな)会社の貸借対照表】


をお伝えします。一つ当てはまるだけでも
十分、危ないですが二つ以上当てはまる
会社はかなり危険な状況だと思ったほうが
いいと考えます。


1.当座比率が100%以下(当座資産÷流動負債×100)

この比率が100%を切るということは

現金預金+回収の早い債権 < 支払期日が早い債務

となり手元キャッシュが早期に枯渇する
可能性があります。
家計に置き換えて考えて貰いたいのですが
例えば

・ 預貯金が300万で
・ 一年以内に返済する住宅ローンが300万
・ 毎月の収支はトントン

となるお家はどうでしょう。
収入が少しでも落ちる or 予想外の経費が出る
等のイベントが生じれば資金ショートです。

もし自己診断する上で気をつけないといけ
ないのは長期借入金のうち、一年以内に返済
する部分は一年以内返済長期借入金として
流動負債に組み替えしなくてはいけません。



2.有形固定資産に実質未稼働資産が多い

製造業はどうしても設備投資が嵩み機械等
の有形固定資産が多い傾向にあります。

設備投資が増産・増収に繋がれば良いのです
が中には【半ば社長の趣味】的なものがある
時は要注意です。借入で買った資産だと更に
危険度上乗せです。
しかもタチの悪いことに下手に凝っているだけ
売ろうと思っても中古市場が無いので売る先
がありません。売れたとして余程の希少性がない
限り買い叩かれます。

あと土地をドカーンと買ったときも要注意です。
大抵の場合、借入返済が伴うので

行きはよいよい 帰りはつらい  

です。


3.投資等の資産に本業と関係のない資産が多い

4.割引手形(裏書手形)残高が手元キャッシュ残高を超えている



おや。3、4も書こうと思いましたが時間切れ
です。続きは次回に書きますので参考にし
てくださいね。



今日のWriter: y.hori

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