年末調整とは一般に従業委員さんの一年間の
給与から1年間の所得税を計算して従業員さん
から徴収した所得税を清算する作業と思われて
います。

その通りなのですが、社会のシステムからは別の
面があります。
会社は年末調整をして、所得税を清算した後は
国(税務署)に給与と税金の合計額を表にした書類
と高額な給与を取った人の源泉徴収票を提出します。
そして市役所に全従業員さんの源泉徴収票を送付
します。

市役所はこれと確定申告のデータから市民税と国民
健康保険を計算します。
この時点でわかることは、国は高額な人のデータのみ
ですが市役所は全員のデータを保有しています。
まあ国については、言葉は悪いですが貧乏人のデータ
は必要ないと思っているのでしょう。市役所は奥様が2重
に扶養控除されていないか、ちゃんと調べてきます。

逆に市役所にデータがない人は会社から市役所に
データが送付されてないという事です。
アルバイトさん・パートさんはこのケースが多々あります。

源泉徴収というシステムは他の国ではあまり採用されて
いません。国の手間を会社にさせるという行政的には
素晴らしいシステムです。なにせ罰金等も最終的には
従業員さんが負担しますが、一次的には会社が徴収
して治めます。

ちなみに徴収できなくても納付義務は会社にあります。

偶に議論になるのが日本人はこのシステムのお蔭で
税意識があまりないと言われます。

その通りだと思います。アメリカのように全員確定申告
をすれば、必然的に税意識は高まるでしょう。




今日のWriter: k.nakamura

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

法人・相続 無料相談受付中!

まずはお気軽にお電話かメールでご連絡ください。
無料相談 TEL 0120-830-305

メールでのお問合せ

弊社が提供するサービスの詳細を知りたい、ホームページには掲載されていないが、相談に乗ってもらえる内容か聞きたいなど、法人様のお困りごとや個人も含めての相続のご相談について、お気軽にお問い合わせください。「秘密保持に関する念書」が必要な場合は、ご用意させていただきます。