今回も前回に引き続き【耳が痛ぁあぁ~い】お話です。 前回、在庫管理の重要性を会計の視点(適正な利益 計算)の視点からお話しました。 今回はお金(キャッシュ)の視点からお話します。今回 を含めてあと二回なのでめげずに最後まで読んでくださ いね。 さて、在庫(商品)はどこからどのようにしてやってくる のでしょうか。 『突然、空から降ってくる』 『地面からニョキニョキ生えてくる』 なんてことはないですよね。当たり前ですが在庫(商品) は通常の場合、 『誰かからお金を払って購入する』 なのです。と、いうことは『在庫=お金』なんですね。 もっと言い換えると在庫が残ってる(転がってる)と いうことはお金が転がってると同じことなのです。 人間、不思議なもので例えば現ナマが転がってた ら、拾い上げて 『ひぃ、ふぅ、みぃ、よぉ・・・・・』 と数えるのですが在庫(モノ)のカウントだと真剣味 は落ちます。しかし、その在庫は過去にほぼ間違い なくお金を出して購入したものなのです。それを管理 されていないことは 『あぁ。お金に無頓着なんだなぁ』 という印象を受けます。 適正な在庫量というのは皆さんお考えの通り難しい 問題だと思いますし、答えはその時の社会情勢に よって変わってくるでしょう。 多すぎる在庫は ・ 品質劣化、陳腐化(時代遅れ化) ・ 保管スペースの増加(賃料増加=利益悪化) 少なすぎる在庫は ・品切れ(売る機会をロス) ・品切れによる信頼低下 と、どちらに転んでも良いことはありません。せめて 自社が今、どれだけ在庫を抱えているのかは月次 でチェックすべきです。 私が見てきた中で一年以上、売れてない&ホコリ を被っているようなは在庫はほとんどの場合、通常 の売値で売れません。処分費、売却額、保管費を 見比べて不要な在庫はさっさと見切りをつけてして 一円でも多く会社にキャッシュを残しましょう。 今日のWriter: y.hori